劇団よせなべU(=『彗』の前身)
卒業できるか

作:中島充雅 演出:高橋利明

1998年10月18日
美濃加茂市文化会館
プレ国民文化祭・第4回岐阜県民文化祭学生演劇フェスティバル

1999年3月21日
穂積町総合センター
岐阜県高校文化連盟第6回合同自主公演


【CAST】 【STAFF】
谷村 名知晃代 舞台監督 堤敏之
小久保 神出健太郎 照明 井尾舞沙
田中 境田剛幸 林智子
江尾 大橋裕幸 矢野麻美
岡田ゆき子 舞台美術 堤敏之
下山 澤田公宏 近藤文拓
筋川 高橋靖明 林泉
修羅町 横山也寸志 小道具 富田真知子
八橋 伊東祐輔 制作 水野祐子
大林 吉田俊之 吉村美紀
戸島 戸田正範


■STORY

卒業式が間近に迫った高校の職員室では、卒業生を送るイベントとして恒例の職員劇の稽古が行われている。
しかし、新米教師谷村のクラスには単位が足りず卒業が微妙な生徒がいた。

「つまりこういう事なんです。
私達は彼女を卒業させたいと思っているんですよね。
でも、本人にやる気はないんですよ。
このままじゃ、彼女は卒業できないでしょうね。
来年度、誰が彼女の担任やるんです?
……私は嫌ですよ。」

誰もが、彼女の担任はやりたくない。
自分のクラスに問題児がいることは、実に不都合が多いのだ。
先生達は互いに協力して、目に見えない“鬼”に打ち勝ち、彼女の今後を切り拓いてあげられるのか?
その時、担任の新米教師谷村は、ある決意を口にする・・・。


■COMMENT

劇団『彗』の前身、劇団よせなべUとしての公演であった。
岐阜県演劇協会が、プレ国民文化祭での公演にむけて、高校演劇出身者を中心に参加者を募り組織されたのが、この集団であった。
高校演劇OB、高校演劇部顧問、そして演劇部の高校生。
年齢も経験もさまざまな、バラエティーに富んだ演劇集団が産声を上げた瞬間だ。

劇中劇として、昔話「桃太郎」のパロディーをするのだが、これが物語の本編に重要な意味をもつ。
そして何より、この劇中劇のシーンが、個性豊かな教師たちを、これまた個性豊かな役者が演じて面白い。




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